小島やよいのアートママ奮戦記

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佐藤好彦個展「1:4:9」@レントゲンヴェルケ・ヴァイスフェルト

土曜日にRQを連れ、クローズ時間に駆け込みで観に行った。
ギャラリー中央にそびえるスピーカーの「モノリス」。
「美しく青きドナウ」が流れ、この作品が映画「2001年宇宙の旅」に
触発されてつくられたことがわかる。
(6/10まで。http://roentgenwerke.com

というか、ごめんなさい、白状すると、慌ててプレスリリースを読まずに行って、
「2001年宇宙の旅」みたいだなあ、と暢気に思ったのだけど、
まさにそれだったのでした。
「あれ、音がするよ」と喜び、作品に走り寄り触ろうとするRQは、まさにサル。

佐藤さんはキリンコンテンポラリーアワード2002でグランプリを受賞した
作品<プレゼント・アームズ>で有名な作家。
あの、12本ネックのエレキギター(フェンダーのストラトキャスター!)だ。
エレキギターの他に、スクーターやアイロンなど、
定番となっている工業製品に手を加えて作品化している。
佐藤さんの、そして何万人という人たちのその製品に対する愛着や思い入れが、
製品の開発者やデザイナーの思い入れとシンクロして、
「もの」の持つ力を増幅させ、日常と違う次元の「もの」に姿を変えるのだ。

昨年末、『Spiral Paper』vol.109のアートワーク(Front Page Gallery)で、
商店街のまん中に、スクーターの作品<Prime Mover>(2002)を持ち込み
買い物をする佐藤さんの姿が撮影された。
全長3.4mのスクーター。日常の中に突如出現する違和感。
でもそれはよくよく見ないとわからないのだ。

それにしても、ほんの少しの時間しかいられなかったが、気持ちのよい空間だった。
モノリスとしてそびえ立つスピーカーと、そこから流れる音だけの空間。
映画という「もの」が、スピーカーという「もの」によって増幅されている。
なんというか、レントゲンらしい作品でもあり、
佐藤さんとギャラリーの美しい共鳴もそこに感じられた。

6月6日には、レントゲン15周年記念のワンナイトイベント「元服」が開催され、
佐藤さんの<プレゼント・アームズ>ライヴも披露されるそうだ。
12連ギター、どんな演奏に、音になるのだろうか。興味津々。
2003年キリンプラザ大阪での個展会期中イベントでは、
あのCharが! 弾いていた!!  (ビデオで見せていただいた)
12本分のチューニングだけでも超大変(そりゃそうだよね)というから、
楽器として演奏されるのは滅多に観られるものじゃない。
行きたいけど…行けるかな?  RQどう?

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