小島やよいのアートママ奮戦記

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杉戸洋「空への近道」@小山登美夫ギャラリー

親子3人でオープニングへ。
到着すると、すでにオトナモードのライヴが始まっていた。
ギャラリーの中は人でいっぱい。

杉戸さんの作品に囲まれて、オトナモードの音を、歌を聴く。
アコースティックな構成で、途中でエンケンの「ミルクティ」を
挟んだりして、ほの甘い風がそよそよ吹くみたいでいい感じ。
たっぷり昼寝してきたRQもしばらくの間おとなしく、
その音を聴いていた。

(5月26日まで。http://www.tomiokoyamagallery.com

杉戸さんの絵をCDジャケに使っているオトナモード。
5月23日には3rdアルバム「空への近道」も発売、そのジャケの原画も展示されている。
http://www.otonamode.net/www.babestar.net/

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思っていたより、しっかりたっぷり演奏していた。
RQはさすがに途中で飽きてしまったので、抱っこして会場の外に出る。
ライヴが修了し、作品を観ようと再び会場へ。
人もまだ多いし、ライヴの機材の片付け中だったりしてじっくりとは
観られなかったのだが、(RQ、楽器に興味津々!)
それでも作品に圧倒されて、ちょっとクラクラした。

なんといってもスケール感。
とてもとても大きいペインティングを観ていたら、
広い空間の中にポツンといる自分が画面の中に吸い込まれて、
違う世界からまた戻ってくる…
というような、映画の世界みたいな疑似体験を、一瞬だけど味わう。
小さいサイズのペインティングも、すごく大きな世界の
入口だったり窓だったりするし。
ズームイン、ズームアウト。
そしてキャンバスの肌合いや、ピンクとグリーンが印象的な色合い、
キラキラとしたディテールがほんとうに魅力的。

日本人は大きいペインティングを描くのが不得意だ、といわれるが、
(それは十分な広さのアトリエを確保するのが難しいから、とも
いわれるが、それだけじゃない気がする)
杉戸さんの場合、きちんとスケールを把握できる広さの空間で、
「絵を取り巻く空間」を自分のものとして体に入れている。
そんな気がする。
それは、空のスケールを把握したり、虹を把握したり星を把握したり
できることと同じようなことでもある、と思う。
すごいな杉戸さん。

彼が初めて小山登美夫ギャラリーで個展を開いたのは、もう10年前のこと。
いつまでも少年のあどけなさを残しているような印象があったけど、
今は良い意味で年相応のオトナモードを身に付けて、
すごくかっこいい30代の男性になった。
そして素晴らしく大きなアーティストだと思う。

帰宅してRQに「きょう、何見てきたんだっけ?」と訊くと
「あのねー、きれいな色の、いろんな絵があったねー。
ピンクの木、きれいだったね」とニコニコ。
素敵な土曜の夜だった。

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