小島やよいのアートママ奮戦記

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「0歳からのコンサート」に行ってきました!

ゴールデンウィーク中に東京国際フォーラムで開催されていた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。
毎年恒例、気軽にクラシックを楽しめるイベントとして定着しつつあります。
なかでも「0歳から参加できるコンサート」は、
こどもをオーケストラの生演奏に触れさせたいけれど、まあ無理よね…
と思っている、子育て中の親たちにはほんとにありがたい企画。
昨年行けなかったので、今年こそ!と思い、
連休最終日の5月6日に行ってきました。

あいにくの雨模様の日曜日。朝9時半から始まるので、
眠いよ〜とぐずるRQをむりやり起こして出発しました。
それでも時間ギリギリ…駅から急いで歩いていると、
同じようにこどもや赤ちゃんを抱っこしたりバギーに乗せて急いでいる人がたくさん。
会場は東京国際フォーラムでも一番大きいホールA。
ロビーにはベビーカー預かり場があり、かなりの数のベビーカーが置かれています。
2Fなのでエスカレーターを乗り継ぎ乗り継ぎ…でもRQはこれが気に入った様子。
キャパ5千人ほどの客席ですが、半分くらい埋まっているかな?
でもその余裕が気持ちよく、安心して座席に着きました。

司会の男性(遠目にはテリー伊藤ふう)がなかなかいい味で、
「ほんとうはなるべく静かにして聴くものなんだけど、
どうしてもおしゃべりしたくなったら小さな声でね」
「拍手はたくさん、たくさんしていいんだよ」
などと教えながら、曲目「展覧会の絵」(ムソルグキー)と
「ラ・ヴァルス」(ラヴェル)の解説もしてくれます。

指揮はドミトリー・リス、演奏はウラル交響楽団。
始まってしばらくは、目を見張ってみつめていたRQ。
「あ、たいこ、どんどん」
「バイオリン、いっぱいいるねー」
などと嬉しそうでしたが。。。
10分もすると飽きて
「ママ抱っこ〜」「おそとにいきたいー」と始まった。
それをなんとかなだめて、だましだまし、という感じで、
1時間弱の演奏をなんとか乗り切り、私もけっこう楽しみました。
ムソルグスキーと同郷の、ウラル饗の演奏は素朴ながら説得力があったし、
ラヴェルはやっぱりいいなあ…と。
これで1500円はとってもリーズナブル。来年もまた行きたいです。

演奏中、こどもの話す声や赤ちゃんの泣き声はけっこう聞こえたけど、
私は気にならなかった。
でもそれは、ふだんそういう環境にいて慣れているからなのでしょう。
帰り際に若い女性の観客が「近くにキャーキャーいうこどもがいなかったから、
ラッキーだったね」と話しているのが聞こえました。
確かに、同じ料金を払って、じっくりと演奏を楽しみたいという
他の(大人の)観客たちには迷惑かもしれません。

この「0歳からのコンサート」プログラムについて、主催者側は

「大人もこどもも、お客様同士で気を遣いあうことで、
素晴らしい音楽の感動を分かち合いましょう。
小さなお子様連れのお客さまには、開演までの準備や演奏を楽しめる雰囲気づくりなど、
お子様がコンサートを楽しみ、小さな良き聴衆になれるよう、ご配慮ください。
そして、お子様連れでないお客さまには、
ご自分が初めてコンサートホールの扉を開けたときのことを思い出していただき、
こどもたちが皆さまのような音楽を愛する大人に成長するよう、
寛大なお気持ちをこのコンサートにお寄せいただければ、幸いです。」

と書いています。
この心遣いが、子育て中の親にとってどんなに嬉しいか。
私は涙が出るほど嬉しいですよ!
4回だけのプログラムだけど、その時だけは、大人たちに大目にみてほしい、
と思います。
ちなみに「イベント託児マザーズ」が入っていて、
親だけで他のプログラムを楽しみたい時には託児もできるようになっていました。

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演奏が終わって外に出ると屋台がずらり、おいしそうな匂い。
まだ朝の10時半だけど、なんか食べよう!
と、一緒に来ていた紺泉さん親子3人とうちの3人でブランチです。
ハーブチキンとかハンバーガーとかカレー、フォー、ワッフルなど、
ツボを押さえたラインナップで、お味もなかなか。
コンサートを聴かなくても、ここで食べるだけでも楽しいねー、
などと言いながら、
巨大モニターに写るライヴ映像を観て、聴いていると、
やっぱりコンサートを聴きたくなります。
音楽を、芸術をみんなで楽しむ、そんな広い心が全体にあふれて、
赤ちゃんからお年寄りまで、同じ場と空気を共有していたイベントでした。
アートで同じようなイベントを、というのは違うかもしれないけど、何かできないかな。
広い心、ポジティブな心が満ちている、そういう展覧会やイベントはぜひともつくりたいものです。

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帰宅して、RQに「コンサート楽しかった?」と訊くと
「うん、こんちゃーと、たのしかった。たいこ、おおきいのどんどんて、たたいてたねー」。
いつもNHKの「ゆうがたクインテット」を観ているのですが、
最近は「ママはなんの楽器がいい?ママはピアノ?RQはねー、バイオリンがいいかなー、うーん、やっぱりたいこがいい!」
と、前よりも楽しそうに観ている気がします。

来年行く時はもうちょっと、良い子で観ていられるかなあ?
3歳以上はほかのプログラムも入れるし、コンサート以外にもキッズプログラムが用意されているので、
マナーを守って楽しめるようになったら、徐々に参加の場を増やしていきたいと思います。
でも、その子なりの音楽や演奏会の楽しみ方をみつけてくれたら、それが一番、ですね。

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