小島やよいのアートママ奮戦記

« 安斎重男「私・写・録」@国立新美術館 | home | 運動会、今年は元気100倍! »

夏の思い出、葉山の海。イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展。

9月15日、神奈川県立近代美術館 葉山に行ってきました。
今はニューヨークを拠点に国際的に活躍するカバコフ。旧ソ連出身の彼は、
共産主義体制下では「非公認」芸術家でした。
1950年代から絵本画家として生活していたのは、今回初めて知りました。
カバコフの知られざる絵本画家としての顔が、
約100冊の絵本と、原画約1000点の展示で、世界で初めて本格的に紹介される、
ワールド・プレミアです。

11月11日まで。http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/

絵本は、体制下ということを強く感じさせる内容が多い。
労働の素晴らしさを謳い上げたり、イデオロギーのプロパガンダもある。
けれどその中に、カバコフの芸術家としての気骨はしっかりと描き込まれている。
大胆な構図。ユーモアを忘れず、子どもたちへの愛情にあふれたあたたかい絵。
観ていると、カバコフ夫妻の笑顔が浮かんでくる。

この膨大な数の絵本と原画は、カバコフのスタジオ他に保管されていたという。
しかしカバコフ自身は今まで、「絵本の創作は、芸術活動とは違う、取るに足らないもの」
として展示公開する考えを持っていなかったそうだ。
そしてこのような形で見せることについて、「こわい」とも発言したという。
けれど「キュレーターの力により、展覧会で花開いたことに感謝する」と
オープニングの挨拶で述べられていた。

社会、権力と、その中で生きる芸術家について、考えさせられる。

それにしても膨大だ。しかも会期途中で展示替え(総入れ替え!)が行われる。
(10月14日までが前半、10月17日からが後半。)

絵本とは別に、作品としての「ぬり絵」もある。
こちらは展示室内で実際にぬり絵として楽しむこともできる。
それから会期中の第一日曜日は、家族連れは入館無料。
10月13日(土)は開館4周年記念で、誰でも入館無料となる。
ぜひ、ご家族で。

オープニングはアットホームな感じでした。
kabakov1.jpg


********************************************************
さて、ここは葉山の一色海岸。
美術館の脇の道を降りていくと、そこはもう海。
RQは生まれて初めての海体験です。
はじめは「コワイよ〜」と言っていたRQ、
そのうち波が寄せては返すのがおもしろくなり、「もっと行きたい!」と
パパの手を引っ張って入っていこうとする。
泳ぐのにも十分なくらい暑かったのだけれど、
親が泳ぐ準備をしてこなかったので、残念ながらここまで。
「もっと〜」と後ろ髪を引かれるRQを説得して上がった。
hayama1.jpghayama2.jpg

海、また行きたい。
うみはひろいな、おおきいなー♪
と歌っている。
その言葉を、実感したよという感じで。
よかったね。
来年は海で泳ごう。

美術館と海、葉山を堪能した一日でした。
200709160115000.jpg

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://artmama.lammfromm.jp/weblog/mt-tb.cgi/106