小島やよいのアートママ奮戦記

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長島有里枝『背中の記憶』

昨年11月に出版された、長島さんの初めての文章による作品集。
名作です。
年末から年明けにかけて何度も読みました。
じわ〜っと、自分の記憶もページをめくって読み返しているようです。

明日(3月6日)19時〜21時、西武池袋本店コミュニティカレッジで、
「新・小説家対談 長島有里枝X戊井昭人」というトークがあるそうです。
芥川賞候補にもなった鉄割アルバトロスケットの戊井さん、長島さんとは旧知のお友達。
楽しいトークになるようで、行きたい!!
(けど、行けるかなあ…)

senakanokioku.jpg
ずいぶん持ち歩いたのでカバーが擦れてしまった… 装幀は服部一成さん。

読みはじめから泣ける。
長島さんのお話なのに、自分とすごいシンクロするのです。
子どもの頃に自分の周りであったことや感じたことがよみがえってきて、切ない。
そういう感想を持つ人がとても多いみたいですが、
それって、奈良美智さんの作品を観て、「私みたい」とか
「うちの子の小さい頃にそっくり」「うちの孫によく似てる」って
多くの人が思うのと同じなんじゃないかな。
子ども時代のエッセンスを集めると、みんなどこかしらシンクロする。
奈良さんも、長島さんも、子どもの頃のことをよく覚えてるなーと思います。
子どもの頃の自分の心もちゃんと持っていて、
大人の自分がそれをていねいになぞることができる、だから二人の作品に
すごく共感するんだろうな。

特に、「背中の記憶」と「カタツムリのなみだ」
(これは登園拒否幼稚園児だった私の記憶とともに、いま保育園に通う
息子の気持ちも突きつけられたような気がした…)
「ねんね」「やさしい傷あと」
が好きです。
そして「a box named flower」。
写真に撮って残す、とはこういうことなのか。と思いました。

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